日帰り登山の装備リスト
通常のスリーシーズンの日帰り登山の装備リストについてこちらにまとめました。冬山装備は別のページにまとめています。
初心者の人はいきなり全ての道具を揃えなくても問題ありません(最低限、◎の装備は揃えましょう)。〇や△の装備の中には、パーティーの誰かが持っていればよいものも多く含まれます。
1. 服装
【重要度】 ◎: 必須、〇: あった方が良い、△: 必要度は場合による
装備 | 重要度 | 備考 |
---|---|---|
ザック | ◎ | 日帰り登山の場合は30リットル程度の容量があれば十分。 |
登山靴 | ◎ | 日帰り登山ならミドルカットでも良い。 ゴアテックスなどの防水性のものを推奨。 |
靴下 | ◎ | 登山用の厚手の靴下を推奨。 |
帽子 | ◎ | 日差し避けのために有用。 |
インナーウェア | ◎ | 汗冷えしないように速乾性の素材のものを選ぶ。 |
アウターウェア | 〇 | 乾きやすい素材のものを選ぶ。 着脱して体温調整できるようにするのがレイヤリングの基本。 |
パンツ | ◎ | ストレッチ性のあるものが良い。 |
サングラス | 〇 | 紫外線が強い夏シーズンや雪山では必須。 |
ストック | 〇 | 歩行の補助としてあると便利。 ザックの中か外付けして収納できるものが良い。 |
腕時計 | △ | 時刻確認はスマホの時計でも良い。 高度計つきの時計だと、現在の標高確認もできるので便利。 登山用アプリと連携可能なスマートウォッチだとさらに便利。 |
タイツ | △ | タイツで筋肉・股関節のサポートが必要な人には有用。 |
2. 持ち物
【重要度】 ◎: 必須、〇: あった方が良い、△: 必要度は場合による
装備 | 重要度 | 備考 |
---|---|---|
食料(1食分) | ◎ | おにぎり、パン、カップ麺など。 バーナーを使って山ご飯を楽しむのも登山の楽しみの一つ。 |
行動食 | ◎ | 行動中にこまめに食べやすいものがオススメ。 炭水化物、糖分、塩分補給などができると良い。 日帰り登山であれば、自分の食べたいお菓子で良い。 |
非常食 | ◎ | カロリーメイトなど、軽くて栄養があるものが良い。 いざというときに栄養補給できるように必ず持参する。 |
飲み物 | ◎ | 脱水量の目安:「脱水量 = 体重(kg) x 行動時間 (h) x 5」 給水量の目安:「給水量 = 脱水量 x 0.70~0.80」 個人差や季節によっても異なるので上記の量はあくまで目安です。 水分と同時に塩分補給もしたい場合は、スポーツドリンクも有効。 |
タオル | 〇 | 肌寒い時期は使わないこともありますが、汗をかく時期は必要。 手ぬぐいが乾きやすいのでオススメ。 |
レインウェア | ◎ | 雨が降りそうな日は必須。 防寒着・ウインドブレーカーとしての役割もあるので |
防寒着 | 〇 | 汗をかいても乾きやすいフリースや軽いダウンなどがオススメ。 |
ザックカバー | 〇 | ザックが雨に濡れるのを防ぐ道具。 雨予報の日は必ず持って行く。 |
ヘッドライト | ◎ | 日帰り登山では使わないことが多いが、万が一に備えて必ず持参。 電池式の場合は予備電池も忘れずに持って行く。 |
スマートフォン | ◎ | 必ず事前に登山アプリの地図をダウンロードして使える状態にしておく。 機内モードはOFFにして、見守り機能を使える状態にしておくと良い。 |
モバイルバッテリー | ◎ | スマホの充電に必要。日帰りなら10,000mAhあれば十分。 事前の充電、ケーブルの携帯もお忘れなく。 |
地図・コンパス | △ | スマホが壊れたときのバックアップとして。 ただし、正しく使えないとあまり意味がない。 パーティー登山の場合は全員が持っておく必要はない。 |
現金 | 〇 | 山小屋での買い物、山小屋のトイレのチップ用として必要。 |
ファーストエイドキット | 〇 | 痛み止めなどの薬、絆創膏、ポイズンリムーバーなど。 人によって内容は異なる。 |
日焼け止め | 〇 | 日差しの強い夏の日や残雪期の山では必須。 汗で流れにくいウォータープルーフタイプがオススメ。 |
虫よけスプレー | 〇 | 虫が多い春~夏の時期はあると良い。 ハッカ油は持続性はないが、即効性があるので有効。 |
ホイッスル | △ | 道に迷い、遭難時に音で自分自身の居場所を知らせるために持っておく。 |
熊鈴 | 〇 | 熊に遭遇しないために、行動中は鳴らしておく。 山小屋や住宅街では、騒音になるため、消音できるタイプが便利。 |
ツェルト、サバイバルシート | 〇 | 遭難して一晩山で過ごす場合に必要。 ツェルトはきちんと張れるように練習しておく。 |
携帯トイレ | 〇 | 山の中で用を足すときに必要。 水を汚染しなように、沢のそばで用を足すのは避ける。 |
トレッキンググローブ | 〇 | 岩場・鎖場のある山ではあった方が良い(皮手袋が推奨)。 |
ヘルメット | 〇 | 落石、滑落のリスクのある山では必要。 |
チェーンスパイク | 〇 | 冬季は低山でも凍結箇所があるので必要。 |